中国商務部の鐘山部長は15日、経済産業省で日本の世耕弘成経済産業大臣と会談した。鐘部長は昨年商務部長に就任してから、初の訪日となった。

鐘部長は式辞の中で「中国は長期的に、日本との二国間関係の発展を高度に重視しており、中国と日本の経済・貿易実務協力は、両国関係発展のブースターと判断している。健全かつ安定的な中日関係は、両国の利益に合致し、地域の繁栄・安定・発展に資する」と表明した。

中日双方は率直かつ掘り下げた会談を行った。鐘部長は会談中、「第19回党大会は習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想を指導思想として確立し、社会主義現代化強国を全面的に建設する壮大なる青写真を描き出した。第19回党大会の計画に基づき、中国は全面開放の新構造の形成を推進し、人類運命共同体を共同構築する。習近平国家主席はボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会で、中国の開放拡大の重大な措置を発表した。これは中日両国の経済・貿易実務協力に、より大きな発展のチャンスをもたらすだろう」と述べた。

鐘部長は「両国首脳は昨年11月、中日関係の改善と発展の重要な共通認識を形成した。中日経済・貿易協力は安定的に回復する流れを示した。二国間貿易額は2017年に3000億ドルの規模に戻り、日本の対中投資が拡大した。中国の越境EC、モバイル決済、シェアリングエコノミーなどの新しい経済モデルをめぐる対日投資が拡大した。訪日中国大陸客は前年比15%増の延べ730万人以上に達した。今年は中国の改革開放40周年であり、中日平和友好条約締結40周年でもある。双方は両国首脳の共通認識を共に実行に移し、中日経済・貿易協力のバラスト、ブースターの力を発揮するべきだ。両国の高品質発展面の大きな協力スペースを十分に活用し、重点分野の実務的協力を強化し、二国間経済及び貿易関係の質・効果改善とアップグレードをけん引すべきだ」と指摘した。

鐘部長は中日貿易・投資協力の掘り下げについて、次の6つの提案を行った。(1)「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)枠組み内の第3国市場における協力に関する両国首脳の重要な共通認識を積極的に実行に移す。(2)実際の行動により多国間貿易体制を支持し、保護貿易主義に断固反対する。(3)双方のハイエンド製造・革新などの分野の協力を強化する。(4)第1回中国国際輸入博覧会に日本を招待する。(5)双方のサービス貿易の協力を強化する。(6)中日韓自由貿易区の交渉を加速し、現代的で全面的で、高品質でウィンウィンのRCEPの早期合意を目指す。

世耕大臣は「日本は習主席がボアオ・アジアフォーラムで打ち出した重大な開放措置を高く評価している。中国側と共に第3国市場の共同開発を模索し、ハイエンド製造やサービス貿易などの分野の協力を掘り下げたい。中日韓自由貿易区の交渉推進に取り組み、RCEPの年内の実質的な進展を目指す。日本は多国間貿易体制を積極的に守っていく。これは保護貿易措置が、各国にとってメリットがないからだ。中国と共に世界貿易機関の枠組み内での協力を強化したい。日本は中国国際輸入博覧会に参加するよう日本企業に積極的に働きかけ、展示面積は1万平方メートルに達する見通しだ」と述べた。

中国商務部の高燕副部長、駐日中国大使館商務処の宋耀明公使、日本の柳瀬唯夫経済産業審議官が会談に随行した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月16日