中国証券監督管理委員会(証監会)は先ごろ、原油先物が3月26日に上海国際エネルギー取引センターに上場すると発表した。

中国で原油先物上場が発表されたものの、国際原油市場の反応は鈍かった。米国のリグ台数が増加したという最新統計の影響で、ニューヨーク市場原油価格は昨年12月22日以来の安値を記録した。

一方、今週月曜日の中国A株市場では、多くの関連銘柄が原油先物上場にポジティブな反応を示した。うち「中国中期」は取引時間中にストップ高を付け、「竜宇燃油」や「厦門国貿」、「浙江東方」、「物産中大」などエネルギー関連銘柄の株価が大幅に上昇した。大口商品市場は高安まちまちとなり、春節休暇を控え、反応は比較的平凡だった。

原油先物は、国内先物市場で初めて国際市場と直接連動する先物品種となる。既存の商品先物と異なり、国外投資家は多様な手法を通じ、原油先物市場で国内投資家と「同じプラットフォーム」で取引できる。海外投資家は、外貨を保証金に充てることも可能だ。

2017年のブルマーケット(上げ相場)を経て、2018年の大口商品市場は全体的に下向き、取引が低迷して、黒色系と石化系商品が比較的大きく値を下げた。原油先物の上場は、投資家の興味をひきつけることで、市場取引の緩やかな回復につながり、石化セクターの価格回復を促進する見通しだ。

また、A株先物(証券)やエネルギーセクターの関連上場企業の業績向上を促進し、株価の上昇も後押しする。原油先物の上場は、「中国中期」のような先物関連企業の業績を直接的に向上させ、エネルギー・物流関連企業の発展を大きく後押しし、その業績向上につながる。長期的にみると、中国のエネルギー価格決定権が強まり、「中国石油」、「中国石化」などのエネルギー大手企業にも恩恵が及ぶ見通しだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月13日