外国メディアは、世界トップクラスのテレビメーカーであるサムスンとLGが、勢いをつける中国のライバルからの脅威に直面していると伝えた。

市場調査会社IHS Markitの統計によると、今年第3四半期の中国テレビメーカーTCLの世界販売台数は453万台、市場シェアは8.3%で、サムスンとLG(両者の市場シェアは計30%)に続いた。中国のテレビメーカーの世界シェアが8%を上回ったのは始めて。海信(ハイセンス)は4位、シェアは6.3%だった。

IHS Markitは報告で、「ブランド基礎において、中国市場の需要低下により、中国のテレビメーカーは海外市場開拓を積極的に進めている」とした。

世界最大の市場である北米市場での好調な売れ行きが中国テレビメーカーの好成績につながった。TCLと海信の市場シェアは昨年の3~4%から今年第3四半期に7%前後に拡大。中国メーカーは国内で75%以上のシェアを維持するが、世界での力はそれほど大きくなかった。これらの企業は北米市場を利用してグローバル市場で土台を固めようとしている。

一方、サムスンの第3四半期の世界販売台数は136万台減少し、市場シェアは18%を下回った。2017年9月時点で、サムスンのテレビ販売台数は2950万台で前年同期比約280万台減少。年間販売台数が4500万台を下回るのは2009年以降初めてとなる。

業界関係者によると、シャープは昨年末にサムスンへのパネル供給を一方的に停止し、サムスンの販売台数は500万台減少した。

サムスンとLGはハイエンド製品で利益を維持している。2017年、サムスンは40インチ以下のテレビの生産比率を10%以上削減し、70インチと80インチの大画面テレビの生産を拡大した。サムスンの目標は市場シェアの拡大ではなく、1台あたりの利益増加だという。

サムスンの従業員は、「弊社は世界の大型テレビ市場の40%以上のシェアを占めている。これらのテレビは60インチ以上で、第4四半期にQLEDとその他のハイエンドテレビの販売を全面的に開始し、好成績となるだろう」と話した。

LGもうす型OLEDテレビの生産ライン建設を強化している。OLEDテレビを25万台売り上げた後、LGは第3四半期に過去最高の9.9%の営業利益率を記録した。

アナリストのNoh kyung-tak氏は、「サムスンとLGが中国との低価格・ローエンド液晶テレビ市場の衝突に対抗するのは難しい。技術的に有利なハイエンド製品市場に力を入れるべきだ」との見解を示した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年12月7日