ペロシ米下院議長が2日、中国の台湾地区を訪問した。各国政府や国際機関はこれを強く非難し、「一つの中国」原則の確固たる遂行と、中国が国家主権と領土的一体性を守ることへの断固たる支持を表明した。

■国連が「一つの中国」原則を再確認

ドゥジャリク国連事務総長報道官は2日、ペロシ米下院議長が台湾地区を訪問した件に関する記者の質問に対し、「この問題における国連の政策は、1971年の国連総会の『一つの中国』に関する第2758号決議に従っている」と表明した。決議は、中華人民共和国政府の代表が国連機関における中国の唯一の合法的代表であり、中華人民共和国が安全保障理事会の常任理事国5ヶ国の1つであることを承認している。

■ロシア外務省声明「台湾問題は完全に中国の内政」

ロシア外務省は2日の声明で、ペロシ米下院議長が台湾地区を訪問した件について、ロシアは公然たる挑発と見なしていると表明。台湾問題は完全に中国の内政であり、中国側には台湾問題において必要な措置を講じ、国家主権と領土的一体性を守る権利があるとした。また、世界に中国は一つしかなく、台湾地区は中国の領土の不可分の一部であり、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法政府であるということで、ロシア側の原則的立場は一貫しているとした。ペスコフ大統領府報道官もメディアに対して、ロシアは台湾問題において中国と結束を保っており、中国の主権と領土的一体性を尊重すると表明した。

■イラン外務省報道官「米国による中国への内政干渉を強く非難」

イランのカナニ外務省報道官は2日、各国の主権を尊重することは国連憲章の基本原則の一つであるとして、米国は国連の一員として、他国の主権と領土的一体性を損なういかなる行為をもしてはならないと警告。「イランは『一つの中国』原則を堅持している。中国の内政に干渉し、中国の主権と領土的一体性を深刻に侵害する米高官の最近の行為は、米国による世界の様々な地域や国家への内政干渉の新たな一例であり、事態の緊張と紛争の激化を招くだけだ」とした。

■キューバ外務省「『一つの中国』原則への無条件の支持を再確認」

キューバ外務省は声明で、中国の主権と領土的一体性を損なう行為に断固として反対し、中国への内政干渉を強く非難。米国及びその同盟国が台湾海峡で挑発的政策を実施し、台湾海峡における軍事的プレゼンスを高め、台湾地区との軍事的結びつきや台湾地区への武器売却を推し進め、地域及び国際的な平和と安全を破壊し、台湾海峡周辺情勢の緊張の激化を招いたことを強調。米国と台湾地区のいわゆる公的交流または高官訪問は、実際には新たな挑発行為であり、意図的に余計なリスクを作り出す狙いがあると指摘。また、「一つの中国」を無条件に支持し、台湾地区を中国の領土の不可分の一部と認めることを再確認した。

■アラブ連盟事務局「『一つの中国』原則を揺るぎなく遂行」

アラブ連盟事務局高官はアラブ連盟のウェブサイトに発表した声明で、「一つの中国」原則を遵守すべきであり、国連決議に違反して、地域の平和と安定を破壊する行為に反対すると表明。「アラブ連盟は中国の主権及び領土的一体性を支持し、『一つの中国』原則を揺るぎなく遂行する」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年8月5日