創新工場の会長兼CEOの李開復博士はこのほど、医療イノベーション趨勢共有会の席上、「伝統的な医療・ヘルスケア業界はAI及び自動化という2大技術により転換期を迎えている。『医療+X』の急激な普及の時代が始まる」と述べた。

いわゆる「医療+X」とは、医療とAI及び自動化などの多学科及び技術の学際的発展のことだ。李氏は、科学技術の学際的発展が日増しに頻繁化する現在、AIと自動化がすでに底層の「デジタルインフラ」になっており、各分野の技術融合により多くの画期的な進展をもたらしていると見ている。医療・ヘルスケアも例外ではない。

創新工場の共同経営者である武凱氏は、「過去10年に渡りAI、量子計算、新材料、集積回路、センシング技術、生物化学、光電技術などが急速に発展し、業界を跨ぐ多くの人材が日々成長する医療・ヘルスケア業界に入った。これは医療+Xの学際的イノベーションの発展を力強く促した」と説明した。

創勝集団の趙奕寧会長は、「AIは確かに研究開発と仕事の効率を大幅にアップさせた。以前は大量の実験が必要だったが、現在は巨大分子実験を行う際にAIが最良の実験条件の設定を補助してくれる。小さな力に見えるが大きな影響力を発揮する。これは氷山の一角に過ぎない」と述べた。

李氏は、資本市場が「バブルスクイーズ」の段階に入るにつれ、中国の優秀な人材、巨大な市場とビッグデータが秘めるチャンス、政府の新技術への積極的な働きかけにより、中国が医療+Xの時代に追い上げをかけ、次の20年の生命科学のイノベーションと革命をけん引する見通しだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月16日