欧州の航空機メーカー、エアバスのギヨム・フォーリCEOは独ディ・ヴェルト紙のインタビューに応じた際に、エアバスの今年と来年の航空機生産・交付が計画より40%減少し、生産量の正常化が2025年にずれ込む可能性があると述べた。エアバスの最も売れているナローボディ機A320の毎月の生産量は40機に減少する。エアバスはそれまで、生産量が約3分の1減少するとしていた。

フォーリ氏は「当社(の生産計画)と航空会社の発展状況を切り離すことはできない。新型コロナウイルス感染症により市場の需要が激減し、すでに生産が終わっている多くの航空機も航空会社に交付されていない」と述べた。エアバスは、航空機の生産量と交付量が一致を保つのは2021年末になると予想している。

フォーリ氏は「減産を計画しているが、当社は総組立ラインを停止しない。全シリーズの旅客機の生産を続けるがペースは落ちる。当社の各部門はコスト削減に全力で取り組む」と話した。

フォーリ氏は具体的な再編措置について触れなかったが、大規模な人員削減は不可避とみられる。フォーリ氏は「現実は残酷で、大幅な減産がなければ当社の未来の発展はない」と述べた。業界内の専門家は、40%の減産はエアバスの従業員構造に大きな変化が生じることを意味するとし、エアバス1万4000人から2万人の人員を徐々に削減すると予想した。エアバスは、従業員との交流後、人員削減の詳細な内容を7月末までに発表すると表明した。

感染症の悪影響を受け、エアバスは今年第1四半期に4億8100万ユーロの赤字を計上した。感染症は世界の航空業界に激震をもたらし、航空各社とサプライヤーが直ちに衝撃を受けた。フランス政府は今月、総額150億ユーロの航空業支援計画を発表した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月4日