ウラジミール・ノロフ、上海協力機構(SCO)事務局長

両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)は中国の政治生活の重大事件であり、国際社会からも注目を集めている。今年の両会には尋常ならざる意義がある。今年は中国の小康社会の全面的な建設、脱貧困攻略の決戦・決勝の年であると同時に、第13期五カ年計画の締めくくりの年でもある。そのため今年の両会は中国の経済・社会の発展を総括すると同時に、政治・経済・文化などの分野の建設に新たな原動力を提供する。

今年の中国の両会には4つの期待がある。

(一)両会は中国人が経験した未曾有の感染症との戦いを総括できる。私はSCO事務局長として、加盟国に関連状況を何度も報告し、中国指導部及び人民がいかに心を一つにし感染症と戦っているかを重点的に紹介した。これは中国がこの「見えない敵」に勝つための最も重要な武器だ。このようなたゆまぬ努力により、中国は最終的に広い範囲の抑制、予防、感染対策などの戦略的な成果を手にした。

(二)SCOだけではなく、世界全体が中国の経済・社会発展状況に特に注目している。中国は率先して感染症による危機を脱した。これは全世界の経済発展に対してけん引力を発揮する。未来の世界の地政学的構造に影響を及ぼし、新たなパワーバランスと新たな国際政治構造を示す。

(三)中国の脱貧困攻略の成果に期待する。今年は中国の脱貧困攻略の決戦・決勝の年だ。中国はこの分野でリーダーシップを発揮した。国連事務総長は何度もこの件を取り上げている。中国政府の同分野の関連措置は全世界から注目を集める。

(四)現在の国際情勢は複雑だ。中国の地域事業及び重大国際問題における世界的な位置づけ、SCO加盟国が普遍的に直面している課題への中国の対処法といった問題についても期待できる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月23日