新エネルギー車国家ビッグデータ連盟の統計によると、2020年までに、中国の使用済み電池は約20万トンになる見通し。中国第1陣の新エネ車用蓄電池がまもなく「引退ピーク」を迎える。新エネ車の電池交換にはいくらかかるのだろうか。成都の工場と自動車修理店は4~6万元の価格を出し、多くのユーザーから「電池を交換するより、車を買い換える方がよい」との声が上がっている。

電池回収ビジネスの規範化が待たれる

使用済み電池の回収という「新ビジネス」はインターネットで勢いを見せ、価格はまちまちである。しかし、記者が調査したところ、新エネ車用電池のリサイクル業は規範化の必要があり、全国市場ネットワークは健全ではない。四川省には使用済み鉛蓄電池の処理機関が1社しかなく、使用済みリチウム電池のリサイクルを専門とする機関はない。

3年前、劉さんは北汽の新エネ車を購入した。今年に入り、劉さんはこの車のバッテリー切れと動力不足を感じ、電池を交換しようと思い代理店に行き、電池の価格を尋ねたが断念した。劉さんは、「代理店のスタッフから電池交換に5万元前後かかると言われた。この車を買うときは7万元ほどしかかからなかったのに、電池が車より高く、車を売ってしまう方がいいのではないか」と話した。

第1陣新エネ車の電池「引退ピーク」がまもなく到来

新エネ車用蓄電池の「引退ピーク」がまもなく到来する。成都新エネ車産業普及応用促進会の范永軍秘書長もこれを少しも疑っていない。

中国汽車工業協会の統計によると、2019年1~8月の中国の新エネ車販売台数は79万3000台で、前年同期比32%増を維持した。新エネ車の大規模な普及と応用に伴い、使用済み蓄電池の総合利用問題が注目されるようになった。

「動力蓄電池の有効寿命は通常4~6年で、これは第1陣に市場に投入された新エネ車の電池が淘汰時期にあることを意味する」。新エネ車分野の研究に長期従事する范永軍氏は、通常の動力蓄電池は容量が80%以下に低下すれば、自動車の動力ニーズを完全に満たすことができず、他の分野にカスケード利用できると考える。

業界内では、2020年までに、中国の中国の使用済み動力蓄電池は24万8000トンに達するとみられている。新エネ車用蓄電池の大規模な引退ブームがまもなく到来し、新エネ車の大量生産に伴い、「引退「する動力電池の数も極めて莫大になることが予想される。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月2日