香港では現在も暴力・破壊活動が続いているが、それよりも恐ろしいのは暴力活動を助長するデマだ。これらの根拠なき言葉が真相を隠すなか、香港は何をなすべきだろうか。「新華社」が伝えた。

記者は最近のネット上のデマを簡単にまとめた。

(一)死傷状況のでっち上げ、警官を憎む感情を煽る。暴徒は8月31日、香港各地で放火・破壊行為をした。警察は法執行活動で多くの容疑者を逮捕した。その後、警察が同日、香港鉄道太子駅で人を撲殺したというデマが流れた。またこれを理由に旺角警察署が包囲・襲撃された。さらには地下鉄駅内に霊魂をまつる堂を設置するほど馬鹿げていた。警察と香港医院管理局が、同日に死亡者など出なかったと何度も説明しているが、デマは現在も払拭されていない。さらには死者の家族の知り合いと称し、本件について警察に通報した者もいる。香港の警察、消防、医院管理局は10日に共同記者会見を開き、事実と真相について説明した。警察は、香港全体の各警察署は現在まで、8月31日の人口失踪事件に関する報告を受けていないと表明した。

警察は9月3日、香港鉄道太子駅で指名手配犯を逮捕した。この容疑者はその後、救急車によって病院に搬送された。この男は当時、意識がはっきりしており、頚椎に損傷はなかった。ところが容疑者が「警察に殴られ植物人間になった」というデマが流れた。

(二)黒白を転倒。新城市広場の暴力事件において、警官が観光客の家族に付き添い広場を離れ、暴徒が高空から投げつけた異物から守るため道路で盾を掲げた。誰かがこのシーンを撮影・アップし、警官が一般人を襲撃し追い払ったというデマを流した。その後、救助された観光客はSNSで無事を報告し、危険な時に警察から助けてもらったことに謝意を表した。

似たようなケースはまだある。上水の抗議活動で、ある参加者が警察から逃げるため、6メートル弱もある歩道橋から飛び降りようとした。幸い数人の機動隊が危険を顧みず前進し引き留めたことで無事だった。良からぬ意図を持つ者がこの写真をアップし、警察が歩道橋から突き落としたというデマを流した。

(三)警察への責任転嫁。8月25日夜に荃湾で起きた抗議活動で、暴徒が警察に火炎瓶を投げた。ところがCNNは、警察がデモ隊に向かって火炎瓶を投げたと報じた。CNNもその後、誤報だったとして警察に謝罪した。また8月31日の暴力事件で撮影され、ネット上で広く知られている写真によると、ある火炎瓶を投げた覆面の暴徒は腰に銃と思しき物を下げていた。これは暴徒が暴力を意図的にエスカレートさせ、より大きな混乱を引き起こそうとした証拠だ。ところが反対派は逆ねじを食わせ、これは暴徒を演じる警察のスパイだと称した。警察はその人物が警官ではなく、写真の銃も警察が使用しているものと異なるとする厳正な声明を発表した。

(四)無理なでっち上げで同情を買い、市民の警察への怒りを煽る。反対派はネット上で、デモ隊の女性が警察に服を脱がされ身体検査され、さらに侮辱されたといった情報を大々的に宣伝していた。さらにもっともらしく記者会見を開き、本件を大げさに誇張して伝えた。警察は監視カメラの記録と人証を公開し、「服を脱がせる身体検査」などなかったことを明らかにした。大陸部の公安が香港の制服を着用し法執行しているなどについては、さらに荒唐無稽だ。

モバイルネットワークの時代は情報が速やかに伝播し、かつ香港にはネット上のデマに対する懲罰メカニズムがない。多くの悪意あるメディアが意図的にデマを流し、さらにはデマを作り伝えるチームに加わっている。これにより多くの人が、反対派のネット上の詐術に騙されている。デマは特に、ネットを主な情報入源とする青少年の間で信じられやすい。いかに彼らをこの「情報の孤島」「ネットの成層圏」から出し、事実と真相を見極めさせるべきかは、香港の各界が熟慮すべきことだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月11日