8月12日午前9時、中国で4番目となる対外開放商品先物取引品種――「ゴム先物TSR20号」が上海商品先物取引所国際エネルギー取引センターに上場した。中国証券監督管理委員会の方星海副主席は上場セレモニーで、「これは中国の商品先物市場の対外開放拡大および上海国際金融センター建設推進に向けた重要な措置だ」と述べた。

上海ゴムの取引市場規模はすでに世界一に躍進しており、ゴム先物TSR20の上場後は、中国の世界の天然ゴム市場での価格決定力が一段と強まる見通しだ。

ゴムTSR20は中国とタイ・インドネシア・マレーシアなど「一帯一路」関連国との2国間取引の重要な原材料製品で、国際的な特性がある。方星海副主席は、「TSR20の上場は海外取引参加者を呼び込むとともに、『一帯一路』イニシアチブの実践および中国の世界の天然ゴム市場での価格決定力向上につながり、サービス業の川上・川下企業にも重要な意義を持つ」と語る。

天然ゴムは農産品・工業品・金融の属性を兼ね備えているため、TSR20の価格決定要因は比較的多い。近年、TSR20の市場価格は頻繁に変動し、変動率が高い。2010年から2018年にかけて、タイTSR20の青島保税区での現物価格はトンあたり最高で38205元に達した一方で、最低価格は7185元、年間変動率は最大106%に上った。2017年第2四半期より、タイ政府が備蓄を放出した影響で、TSR20価格は下落傾向に入った。2018年は中米貿易摩擦の影響で、TSR20価格は総じて小幅にもみ合いながら下落した。

上海商品先物取引所の姜岩理事長は経済日報の取材に対して、「中国の天然ゴムの巨大な市場規模に基づけば、TSR20の上場は、◇世界の天然ゴム市場の価格決定システム構築、◇中国ゴム工業の発展、◇中国のタイヤ製造大国から製造強国に向けた後押し、◇中国天然ゴム企業の海外進出にプラスに働くうえ、中国商品先物市場の対外開放推進、中国天然ゴム先物市場の影響力拡大にもつながり、『一帯一路』イニシアチブに寄与する有力な措置だ」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月13日