「JPモルガンとその顧客にとって、中国とは世界最大の発展の好機を体現する国であり、中国もまたJPモルガンの世界成長戦略で最も重要な市場の1つだ。事業面では、我々は今後も中国企業の海外進出とグローバル企業・資本の中国への参入を支援していく方針だ」。JPモルガン・チェース(中国)の梁治文CEOは先般の「経済参考報」の取材に対して、「同社は中国経済のモデル転換と高度化・金融市場の開放・中国企業の国際化・グローバル企業と資本の中国市場参入に関わる好機を捉え、中国経済および我々の顧客と共に発展を促し共に成長していきたい」と述べた。

梁治文CEOは、「世界第2の経済大国である中国の経済・金融情勢は大きく変化した」とし、「中国金融業の開放と国際化のレベルは向上し続けており、中国資本の金融機関の急成長と共に、外資系金融機関の数も増加し、事業も急速に拡大している」と指摘。「長年の発展によりJPモルガンの中国事業は一応の規模が整い、中国と海外の支店などを通じて中国と世界の顧客に投資銀行・現金管理・貿易融資・リスク管理・貸出・投資家向けサービス・資産管理など包括的な製品・サービスを提供できるようになった」と述べた。

JPモルガンは現在、「一帯一路」沿線の29カ国に事業拠点を置き、「一帯一路」沿線のGDP規模上位17カ国のうち16カ国をカバーしている。

2018年に入ってからの新たな開放政策を背景に梁治文CEOは確信を深め、「新たな段階の改革開放への政府の意気込みは異例のもので、中国の資本市場は開放的な姿勢を見せることで、世界の舞台の中心に躍り出ようとしている。外資系銀行の中国市場でのシェアは今のところ2%足らずだが、今回の開放政策と世界の経済成長を追い風に、外資系金融機関は中国でより広く深く事業展開できるようになるはずだ」との見方を示した。

JPモルガンは中国の新たな段階の開放がもたらすチャンスに興奮している。梁CEOによると、新たな段階の対外開放政策が実行されるのに伴い、同社は中国で多くの新規事業を計画しているという。具体的には、◇JPモルガンと同投資銀行は中国証券監督管理委員会(証監会)に出資比率51%の証券会社設立を申請済みで、条件が許す範囲内で向こう数年以内に出資比率100%に引き上げる計画だ。証監会はすでに申請を受理し、第1回目の意見をフィードバックしている。◇JPモルガン・アセット・マネジメントは合弁パートナーと関連部門との協議を進めており、既存の合弁会社での出資比率を50%以上に引き上げる意向だ。◇JPモルガンはまた、中国の各産業の上場企業を対象とした調査研究の範囲を倍増させる計画だ。

梁CEOは今後の展望について、「中国の改革開放40周年に際し、金融分野開放の一連の措置により、中国政府の開放拡大への決意と互恵協力の誠意が明確になった。これは世界で最も重要な市場である中国に参入しようとしているグローバル企業と資本に、これまでにない貴重なチャンスを提供してくれた」との見方を示した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月6日