米国、空母問題で「オウンゴール」? 米国の信頼失墜で同盟国の不安高まる
japanese.china.org.cn  |  2017-04-20

「トランプ政権に対しては、外交政策アナリストらは、真面目に観察・追跡すべきおかしな事件に事欠かないが、新たに発生したこの事件はとりわけ危険で、頭痛をもたらすものだ」。日本に拠点を置く英字ニュースサイト『ディプロマット』は19日、(トランプ政権の行っていることは)抑止効果をもたらす正しい行為であると言えないどころか、遠慮なく言えば、トランプ政権が「無敵艦隊」の行方を知らなかったということは一種の「無能」をも暴露するものとなった。こうした「無能」に加えて、トランプが武力使用の敷居を下げていることには心配も広がっており、米国の同盟国にとっての不安の種となっている。米国のライバル国は同時に、トランプ政権が発するシグナルを真面目に受け取るべきかを検討し始めている。

このような分析は早々に確かめられることとなった。「トランプは全世界を騙しているのだろうか?」 韓国のニューシス通信社は19日、世界各地のメディアとインターネットには「カール・ビンソン」号事件をめぐって皮肉の声が沸き起こったと伝えた。韓国与党・自由韓国党の大統領候補の洪准杓(ホン・ジュンピョ)氏は、トランプはこれまでに、韓国の安全は非常に重要だと明言しているが、空母「カール・ビンソン」の位置について偽っていたとの情報が事実ならば、トランプが任期中に何を言おうと、韓国は真面目には取らないだろうと述べた。

「米国の空母問題での虚言は理解しがたい」。『ハンギョレ』は19日の社説で、米国政府がわざと嘘をついたのだとすれば、米国に対する外部の信頼を低める行為になると論じた。同盟国である韓国に米国が取るべき態度とも言えない。もしも米国政府内部の情報伝達に問題があるなら、トランプの施政能力に対する外部の不安を高めるものとなる。

日本の時事通信の報道によると、菅義偉官房長官は19日の記者会見で、「カール・ビンソン」に関する質問に対し、「地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、米国の抑止力を確保することが重要だ」と述べた。米空母の到達が予定よりも遅れていることについては、菅官房長官は「米軍の配備にかかわる問題だ」と直接のコメントを避けた。

米国の空母の動向を知るのはそれほど困難なのだろうか。中国海軍軍事学術研究所の李傑研究員は『環球時報』記者に対し、朝鮮半島情勢はますます緊張を高めており、そうしたムードが高まる中では人々は伝聞を伝えるだけで、メディアも通常は空母の行方を追跡することはできないと語った。だだ進行中の空母編隊は大きな目標であり、その航路を追跡しようとすれば、中国軍にそれができるだけでなく、沿線のほかの国々にもそれは可能だ。方式はたくさんあり、まずは衛星で監視できる。また無人機や早期警戒機などの空中偵察システムでの追跡もよく使われる手段だ。もしも「カール・ビンソン」が朝鮮半島に向かっているのだとすれば、多くの国々を途中で経過することになり、往来している船舶もこれを発見することができる。ただ軍が空母を見つけてもメディアにすぐに伝えるとは限らない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月20日

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