中国・オマーン産業パーク、中東第2のドバイを目指す
japanese.china.org.cn  |  2017-04-21

中国・オマーン(ドゥクム)産業パークの工事現場

4月19日、中国・オマーン(ドゥクム)産業パークの定礎式がオマーンのドゥクム経済特区で行われた。中国・オマーン両国の協力計画は「一帯一路」の枠組みの下で新たなページが開かれた。

中国・オマーン(ドゥクム)産業パークは、敷地面積11.72平方キロメートル、石油化工、建築材料、電子商取引など9分野で総投資670億元のプロジェクト建設が計画されている。産業パークは、重工業区、軽工業総合区、5つ星クラスホテル観光区に分かれ、35のプロジェクトが計画されている。具体的には、石油精錬、建築材料生産などの重工業関連、太陽光発電、物流、自動車組立などの軽工業関連プロジェクトのほか、訓練センター、学校、病院などの関連サービス施設の建設が計画されている。

定礎式を前に、双方は中国企業10社の産業パーク入居契約を見守り、中国側のドゥクムへの投資意欲の高さがうかがわれた。入居企業は、寧夏、河北などの企業で、契約内容は多岐に渡る。総投資5.6億元の海水淡水化プラント、総投資28億元の発電所プロジェクト、160億元の天然ガス由来のアルコール燃料生成プロジェクト――など、中国企業の多くのプロジェクトがドゥクムで予定されており、産業パークと経済特区全体に活力を注ぐ見通しだ。

ドゥクム港はオマーン中部、マスカットとサラーラの中間に位置する。インド洋に面し、東西を貫く中間ステーションとなっている。ここを利用すれば、ホルムズ海峡を通るよりも航程が短縮できる。港湾は水深18-19メートルあるため、大型貨物船も自由に出入り可能で、大きな発展潜在力がある。中国・オマーン産業パークの運営責任者である寧夏中阿万方投資公司の沙彦聚・総経理は、「産業パークは海水淡水化と発電所プロジェクトを優先的に実施し、重工業プロジェクト誘致の基盤固めを行う」と語る。沙氏は「3年以内に、この荒涼とした砂漠は極めて大きな変化を遂げる。ここが中東第2のドバイとなることを期待する」と、自信を示した。

「オマーンはエネルギー産業を主力としており、約8割がこれに依存している。政府は産業の多様化が不可欠だと意識しており、この流れと中国企業の海外進出の願いは謀らずも一致する」と、オマーン・ドゥクム経済特区管理委員会CEOを務めるシンガポールの企業家、李志堅氏は語った。

中国側はオマーン側が特区建設を提起したのを機に、積極的に協力を進めて来た。2015年に、両国は中国・オマーン(ドゥクム)産業パーク協力枠組み協議を締結した。産業パークは2年もしないうちに順調に基礎の建設が始まり、単一国家が入居する経済特区としては最大のプロジェクトとなった。これは双方が相互の優位性を活かして補完し合い、巨大な潜在力を共に発展させた成果だといえる。

オマーンはAIIBの創設時参加国で、ドゥクム経済特区はAIIBの支援を受ける。2017年1月16日、AIIBと特区管理委員会は融資協議を締結、ドゥクム港商業用埠頭建設プロジェクトに2.65億米ドルの融資を提供し、関連施設の建設を進めることを決めた。「オマーンは『一帯一路』の春風を受け、経済の多様化と発展を急速に進める見通しだ」と李志堅氏は語る。

オマーンは、古代シルクロードの重要な貿易の中心だ。「一帯一路」構想はオマーンなど沿線国に広く歓迎されている。オマーンのハサニー情報大臣は「『一帯一路』は経済だけにとどまらず、思想や文化の方面でも、異文化交流と互恵協力を実現することができる」と強調した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月21日

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